子供の自家中毒 嘔吐・発熱なし
自家中毒とは
自家中毒症の正式名称はケトン血性嘔吐症といい、風邪や疲労・過度の緊張等が引き金
になって急に顔色が悪くなり、頻繁に吐き気を訴える状態です。
自家中毒の症状
2〜10歳、特に6歳以下の子供によく認められるものです。
病気の発症が比較的急激で、明らかな原因もなく食欲不振、悪心・嘔吐、腹痛等を訴え、
元気がなくなり活動性が乏しくなります。
娘の症状
娘の場合、年中の登園拒否が引き金になり自家中毒症状が出てきた。
「保育園に行きたくない」とは別に
どことなく元気がないという症状。
熱も咳も鼻水も何もない。ただ元気がない。
対処できるのか。
風邪症状があるのなら、何らかしらの対処のしようがある。
だが自家中毒はどうしようもない。何も出来ない。
薬もないし、病院へ行っても「体が大きくなったら治るからね」と
言われるだけでその場その場を乗り越えるしかなかった。
娘の症状は約3年続いた
その3年で私がやったこと
何も対処のしようがないがそのまま放っておくわけにもいかず・・・。
心療内科から風水など効きそうなことは何でもやった。
その中でも一番効いたことを紹介します。
1.外で深呼吸
外の景色を見て深呼吸をすると5分から10分でスーと落ち着くことが多かった。
人間は呼吸が大事なんだなと実感した。
(余談だが、ひどい痛みの時も呼吸に意識を向けると痛みが和らぐ。
陣痛、出産の時もかなりおすすめ。)
2.背中をさすったり、軽く叩く
体に刺激を与えることで血行が良くなるのか落ち着くことが多かった。
背中を手のひらでパンパンと軽く叩いても
「気持ちいい」と言ってくれて、そのまま楽になることもあった。
3.違う事を考える
これは心療内科の先生から聞いた方法。
気持ち悪くなるとどうしてもその事ばかりが頭を支配してしまう。
だから「あの星見て」や「あそこに鳥がいるよ」とか
目に見えていることをいろいろ話した。
「学校楽しかった?」「好きな色は?」などだとなかなか集中できないのか
思考転換が難しいらしい。
結果とまとめ
娘は2年生になるタイミングで一切症状は出なくなった。
自家中毒を調べていると
「体が出来上がってくる9歳ごろ落ち着いてくる」という記事をよく見かけていたが
娘は少し早く治った。
あれは一体何だったんだと呆気に取られるほどいきなり終わった自家中毒。
娘と「もうないね」「ずっと吐き気ないね」とたまに話す。
・深呼吸 ・背中をさする ・思考を変える
こんな普通のことだけで乗り越えれる自家中毒。
ぜひ試してほしい。